美濃筒引き本染め・手刷り捺染 | |
岐阜県岐阜市 | |
美濃地方に染物業者が集まったのは、享保の改革(1720年頃)での倹約令後も尾張徳川家が伝統文化を保護したためと伝えられています。 この頃から美濃地方の染物業は長良川の豊富で清らかな水を背景に栄えました。現在でも県内には比較的多くの業者が残り、いずれも古来の技術・技法を守っています。 美濃筒引き本染め(みのつつびきほんぞめ)・手刷り捺染(てずりなっせん)とは染色の技法で、相撲のぼり、歌舞伎・寄席のぼり、武者絵のぼりなどののぼり旗、寺社装飾品、獅子舞・半纏などの祭用品、大漁旗、のれん・日除け幕などがこの技法で染付けられます。 |
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岐阜市役所 伝統工芸品掲載 http://www.city.gifu.lg.jp/9744.htm |
丹後ちりめん | |
京都府京丹後市 | |
丹後地方の絹織物の歴史は古く、約1,300年も前の奈良時代に聖武天皇に献上され、現在も正倉院御物として残っています。 約300年前の江戸時代の享保5年(1720年)、絹屋佐平治らが京都西陣の機屋に奉公人として入り、糸撚りやシボの出し方など秘伝の技術を丹後へ持ち帰ってちりめんの製織をはじめたのが今日の丹後ちりめんの始まりです。 シボを最大の特徴とする丹後ちりめんは、シボがあることでシワがよりにくく、しなやかな風合いに優れ、凸凹の乱反射によって染め上がりの色合いが豊かな、しかも深みのある色を醸し出すことができます。長年にわたり培われてきた丹後ちりめんの技術は、シルクだけでなく、ポリエステルや複合素材を用いた新感覚の生地をも生み出し、和装から洋装へ、服地からファッション全般へと世界を広げています。 |
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丹後織物工業組合 http://www.tanko.or.jp/ |
大島紬 | |
鹿児島県鹿児島市 | |
1,300年の歴史を持ち、世界一精緻な絣と言われる本場大島紬。30余りに及ぶ緻密な手法を重ねて作り上げる独特の絹織物です。 光沢を抑えた泥大島紬から明るく現代的な白大島紬まで、彩りも多彩。しなやかな風合いと深みのある紬の色合いで、大人の女性の気品を引き出してくれます。 |
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鹿児島市「鹿児島の特産品」 http://www.city.kagoshima.lg.jp/_1010/shimin/6keizai/6-4-1a/6-4-1-3/0003067.html |
染物 | |
山口県萩市 | |
山口県萩市に明治時代から続く印染店の「岩川旗店」があります。長年、大漁旗をはじめ幕・のぼり・のれんなどを製作してきましたが、少しづつ漁業の衰退で需要が減ってきました。しかし、染物の技法を残していきたいとの気持ちからオリジナルのトートバックやクッションなどの染め小物を作るようになり、柄の面白さや色合いの鮮やかさが面白いとお客様に喜ばれています。 写真のA4サイズが入るトートバックは黒ハンプと大漁旗で使う天竺木綿で染めた生地を合わせて仕立てています。 | |
岩川旗店 http://www4.ocn.ne.jp/~iwakawa/ |
泉州タオル | |
大阪府泉佐野市 | |
日本タオル発祥の地「泉州タオル」。泉州タオルは、古くは江戸時代より広く愛用されている日本手拭いの文化を継承したタオルで、明治20年 大阪 佐野村(現泉佐野市)の里井圓治郎(さとい えんじろう)氏が、打ち出し式による製造を発明し日本で初めてタオルを製織しました。そのタオルは、泉州のきれいな水を利用した「後晒(あとざらし)製法」とこだわり抜いた職人の技により、吸水性が良く独特のソフトな風合いのタオルです。 |
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大阪タオル工業組合 http://www.os-towel.or.jp/ |